実はエネルギー消費以上に、ある原因がひそんでいるんだ…。
寒い時期は〇〇を温めることがポイントだよ!
本記事では、身体を芯から温める食品や、食べ方を詳しく解説していきます。
目次
冬は夏より代謝が下がるは本当?
代謝とは、呼吸や消化、運動など、生命活動を維持するために必要なエネルギーを消費する働きのことです。冬は夏に比べて気温が低いため、体温を維持するために、より多くのエネルギーを消費する必要があります。
しかし、冬は夏に比べて活動量が減る傾向にあるため、基礎代謝だけでは代謝を完全にカバーできず、代謝が下がることになります。
また、寒さで体が冷えると、血行が悪くなり、代謝が下がります。血行が悪くなると、細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、代謝が低下します。
さらに、冬は日照時間が短くなるため、体内時計が乱れやすくなります。体内時計が乱れると、ホルモンバランスが崩れ、代謝が下がります。
これらの要因が重なり、冬は夏に比べて代謝が下がることになります。
具体的には、冬の基礎代謝は夏の基礎代謝の約90%程度になるといわれています。また、活動量の低下や血行不良によって、さらに代謝が下がる可能性があります。
身体を芯から温めるには胃腸を温める
胃腸は、全身のエネルギー源となる栄養素を吸収する役割を担っています。胃腸が冷えていると、消化・吸収がうまくいかず、エネルギー不足につながります。エネルギー不足になると、体温を維持することができず、身体が冷えやすくなります。
また、胃腸は、血液を温める役割も担っています。胃腸が冷えていると、血液の流れが悪くなり、全身の血行が悪くなります。血行が悪くなると、体温が下がりやすくなります。
そのため、胃腸を温めることで、消化・吸収を促進し、血行を改善することができます。これにより、エネルギー不足を解消し、体温を維持しやすくなるため、身体を心から温めることができます。
具体的には、以下のような方法で胃腸を温めることができます。
- 温かい食べ物や飲み物を摂る
- 体を冷やす食べ物や飲み物を避ける
- 胃腸の働きを整える食材を摂る
- お腹を温めるマッサージをする
また、運動や入浴なども、身体を温める効果があります。これらの方法を組み合わせて、身体を心から温めましょう。
身体を温める食べ物ベスト5
身体を温める食べ物ベスト5は、以下のとおりです。
- 豚肉
豚肉は、脂肪に熱を蓄える性質があるため、身体を温める効果が高い食材です。また、ビタミンB1やビタミンB2などのビタミンB群も豊富に含んでおり、疲労回復にも効果的です。
- 鶏肉
鶏肉も豚肉と同じく、脂肪に熱を蓄える性質があります。また、豚肉よりも脂肪分が少ないため、ヘルシーに身体を温めることができます。
- 魚介類
魚介類は、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、身体を温める効果があります。特に、脂の多い魚は、脂肪に熱を蓄える性質があるため、身体を温める効果が高いです。
- 根菜類
根菜類は、カロテンやビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、身体を温める効果があります。特に、さつまいも、かぼちゃ、にんじんなどは、身体を温める効果が特に高いです。
- きのこ類
きのこ類は、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、身体を温める効果があります。特に、しめじ、しいたけ、えのきなどは、身体を温める効果が特に高いです。
これらの食べ物を、温かい料理にして食べることで、より効果的に身体を温めることができます。例えば、豚肉のしょうが焼き、鶏肉の鍋、魚介類の煮物、根菜類の煮物、きのこ類の炒め物などです。
また、これらの食べ物と一緒に、体を温める効果のある調味料や香辛料を加えるのもおすすめです。例えば、しょうが、にんにく、唐辛子、こしょうなどです。
身体を冷やす食べ物ベスト5
身体を冷やす食べ物ベスト5は、以下のとおりです。
- 野菜
野菜は、水分が豊富で、体を冷やす作用があります。特に、夏が旬の野菜は、体を冷やす作用が強い傾向があります。例えば、レタス、キャベツ、きゅうり、トマト、なす、ゴーヤ、セロリ、もやし、オクラなどです。
- 果物
果物も、水分が豊富で、体を冷やす作用があります。特に、南国産の果物は、体を冷やす作用が強い傾向があります。例えば、バナナ、パイナップル、マンゴー、すいか、メロン、梨などです。
- 乳製品
乳製品は、体を冷やす作用があります。特に、冷たい牛乳やヨーグルトは、体を冷やす作用が強い傾向があります。
- アルコール
アルコールは、体を冷やす作用があります。また、アルコールを摂取すると、血行が悪くなり、体温が下がります。
- 冷たい飲み物
冷たい飲み物は、体を冷やす作用があります。また、冷たい飲み物を飲むと、胃腸の働きが悪くなり、体温が下がります。
夏の時期はおすすめですが、冬の時期など身体を温め、代謝をあげるには上記の食べ物・飲み物は避けるようにしましょう。
胃腸の働きを整える食材
胃腸の働きを整える食材には、以下のようなものがあります。
- 消化酵素を含む食材
消化酵素は、食べ物を消化・吸収するために必要なものです。消化酵素を含む食材を摂取することで、胃腸の負担を軽減し、消化・吸収を促進することができます。
消化酵素を含む食材としては、以下のようなものがあります。
* 大根
* にんじん
* 山芋
* きのこ類
* 納豆
* ヨーグルト
- 食物繊維を含む食材
食物繊維は、腸内環境を整え、便秘を解消する効果があります。便秘が続くと、腸の働きが悪くなり、胃腸の不調につながる可能性があります。
食物繊維を含む食材としては、以下のようなものがあります。
* 野菜(いも類、きのこ類、海藻類など)
* 果物
* 全粒穀物
- ビタミンB12を含む食材
ビタミンB12は、赤血球の生成や神経の働きに必要な栄養素です。ビタミンB12が不足すると、胃腸の働きが悪くなる可能性があります。
ビタミンB12を含む食材としては、以下のようなものがあります。
* レバー
* 魚介類
* 卵
* 乳製品
- たんぱく質を含む食材
たんぱく質は、胃腸の粘膜を修復する役割があります。たんぱく質が不足すると、胃腸の粘膜が傷つき、胃腸の働きが悪くなる可能性があります。
たんぱく質を含む食材としては、以下のようなものがあります。
* 肉
* 魚
* 卵
* 大豆製品
これらの食材をバランスよく摂取することで、胃腸の働きを整えることができます。また、食事の際は、よく噛んで食べるようにしましょう。よく噛むことで、消化を助け、胃腸の負担を軽減することができます。
お腹を温めるマッサージ方法
お腹を温めるマッサージは、以下の手順で行うことができます。
- 両手を温めます。手のひらをこすり合わせて、温めます。
- お腹の上に両手を置きます。手のひらをお腹に密着させます。
- ゆっくりとお腹を円を描くようにマッサージします。
- お腹の下から上に向かって、ゆっくりと圧を加えながらマッサージします。
- お腹の周りを、時計回りにゆっくりとマッサージします。
- マッサージの最後に、お腹を軽く叩きます。
マッサージの際は、痛みを感じるほどの強い圧は加えないように注意しましょう。また、お腹に不快感や痛みがある場合は、マッサージを中止してください。
お腹を温めるマッサージは、以下の効果が期待できます。
- 血行を促進する
- 胃腸の働きを活性化する
- 便秘を解消する
- 冷えを改善する
お腹を温めるマッサージは、毎日行うことで、より効果的にお腹を温めることができます。
まとめ
代謝とは、呼吸や消化、運動など、生命活動を維持するために必要なエネルギーを消費する働きのことです。胃腸は、食事を消化・吸収する働きをする重要な器官です。
代謝と胃腸は、以下のような関係があります。
- 代謝が下がると、胃腸の働きも悪くなります。
- 胃腸の働きが悪くなると、代謝が下がります。
そのため、代謝を上げるためにも、胃腸を温めることが大切です。
代謝を上げるメリット
代謝を上げると、以下のようなメリットがあります。
- 疲れにくくなる
- 太りにくい
- 肌荒れが改善する
また、冬は夏に比べて代謝が下がる傾向があるため、冬に特に代謝を上げることが重要です。
胃腸を温めるメリット
胃腸を温めると、以下のようなメリットがあります。
- 消化・吸収が促進される
- 便秘が解消される
- 冷えが改善される
また、胃腸は冷えると、免疫力が低下する原因にもなります。そのため、胃腸を温めることで、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防することにもつながります。
代謝と胃腸を温める方法
代謝と胃腸を温める方法としては、以下のようなものがあります。
- 食事
- 消化酵素を含む食材を摂取する
- 食物繊維を含む食材を摂取する
- ビタミンB12を含む食材を摂取する
- たんぱく質を含む食材を摂取する
- 運動
- ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をする
- 筋トレをする
- 入浴
- 40~42℃のぬるめのお湯に20~30分浸かる
- マッサージ
- お腹を温めるマッサージをする
これらの方法を組み合わせて、代謝と胃腸を温めましょう。
寒い時期になると太りやすくなると言われているのはなぜだろう?
体温の維持のためにエネルギーを多く消費しそうだけど…。