【最強の食材】鮭の栄養価を徹底解剖!鮭は皮ごと食べると健康効果を高める?鮭缶との栄養成分の違いも紹介

ちゃんパグ

鮭の旬は、9月から11月!

鮭は、大きく分けて、秋鮭、紅鮭、銀鮭、サーモンなどの種類があるけど、違いは何?

ちゃん博士

鮭の種類による栄養効果も併せて解説していくぞ☆

鮭の栄養成分

鮭の100gあたりの栄養価は、以下のとおりです。

栄養素含有量
エネルギー133kcal
たんぱく質22.3g
脂質7.0g
炭水化物0.1g
食物繊維0g
ビタミンB10.05mg
ビタミンB20.10mg
ビタミンB60.10mg
ビタミンB1215.0μg
ナイアシン4.0mg
パントテン酸0.7mg
ビオチン20μg
葉酸10μg
ビタミンC11mg
ビタミンD32μg
ビタミンE0.12mg
ビタミンK12μg
カルシウム21mg
リン100mg
マグネシウム34mg
0.8mg
亜鉛0.4mg
0.1mg
マンガン0.3mg
ヨウ素10μg
セレン23μg

鮭には、さまざまな健康効果が期待されています。
鮭は、脂質が多い魚ですが、そのほとんどが不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸には、DHAやEPAが含まれており、これらの脂肪酸には、さまざまな健康効果が期待されています。

鮭の健康効果

鮭の健康効果は、以下のとおりです。

  • 血液をサラサラにする

鮭には、オメガ3脂肪酸であるEPAとDHAが豊富に含まれています。EPAとDHAは、血液中の脂肪酸をバランスよく整える働きがあり、血栓の形成を抑制して血液をサラサラにします。

血液がサラサラになると、動脈硬化や心臓病の予防に役立ちます。また、脳梗塞や認知症の予防にも効果が期待されています。

  • 骨粗しょう症を予防する

鮭には、ビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進する働きがあり、骨の形成を助けます。

骨粗しょう症は、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。ビタミンDを摂取することで、骨の健康を維持し、骨粗しょう症の予防に役立ちます。

  • 老化を防ぐ

鮭には、ビタミンAやビタミンEなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。抗酸化物質は、活性酸素による細胞の損傷を防ぐ働きがあり、老化を防ぐ効果が期待されています。

活性酸素は、体内で常に生成されています。活性酸素は、細胞を傷つけ、老化や生活習慣病の原因となります。抗酸化物質を摂取することで、活性酸素による細胞の損傷を防ぎ、老化や生活習慣病の予防に役立ちます。

  • 疲労回復を促進する

鮭には、たんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質は、筋肉や臓器などの構成成分であり、エネルギー源にもなります。

鮭を摂取することで、たんぱく質を効率よく摂取することができ、疲労回復を促進する効果が期待されています。

  • 美肌効果

鮭には、ビタミンAやビタミンEなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。抗酸化物質は、紫外線による肌のダメージを防ぐ働きがあり、美肌効果が期待されています。

また、鮭の赤い色素であるアスタキサンチンは、抗酸化作用や抗炎症作用があると期待されています。アスタキサンチンを摂取することで、肌の老化やシミ、シワなどの予防に役立ちます。

このように、鮭にはさまざまな健康効果が期待できます。毎日の食事に積極的に摂取するようにしましょう。

鮭の栄養を最大限活かすポイント

鮭の健康効果をより高めるポイントは、以下のとおりです。

  • 皮ごと食べる

鮭の皮には、アスタキサンチンという成分が含まれています。アスタキサンチンは、強い抗酸化作用があり、鮭の健康効果をさらに高めると考えられています。

  • 脂ののった鮭を選ぶ

鮭の脂には、オメガ3脂肪酸であるEPAとDHAが豊富に含まれています。鮭の種類によっても、脂ののりには違いがあります。

紅鮭:鮭の中で最も脂がのった種類です

銀鮭:脂ののりが中程度の種類です。

サーモン:養殖の鮭です。脂ののりは種類によって異なりますが、一般的に紅鮭よりも脂がのっています。

脂ののった鮭の選び方
  • 皮に白い筋が入っている

鮭の皮に白い筋が入っているほど、脂がのっています。

  • 身がふっくらと厚みがある

身がふっくらと厚みがあるほど、脂がのっています。

  • 目が澄んでいて、透明感がある

目が澄んでいて、透明感があるほど、新鮮で脂がのっています。

  • においがない

においが少ないほど、新鮮で脂がのっています。

  • 焼くときは、皮目から焼き始めること

鮭を焼くときは、皮目から焼き始めると、鮭の旨味と栄養が逃げるのを防ぐことができます。また、皮は、鮭の脂肪分を吸収してくれるため、鮭の脂質を控えたい場合は、皮ごと焼くようにしましょう。

  • 調理方法を工夫する

鮭を調理するときは、油や水の量を減らすようにしましょう。油や水の量を減らすことで、鮭に含まれる脂溶性ビタミンが流れ出るのを防ぐことができます。鮭は、蒸し焼きやグリルもおすすめです。フライパンで焼く際には、オリーブオイルやえごま油などの良質な油を使うと、鮭の栄養をより吸収しやすくなります。

鮭の栄養を高めることができる相性の良い食材

鮭は栄養豊富な食材ですが、他の食材と組み合わせることで、さらに栄養価を高めることができます。

相性の良い食材4選

  • きのこ類: ビタミンDや食物繊維が豊富なきのこ類は、鮭の栄養バランスを補ってくれます。特に、しいたけやエリンギは、ビタミンDや食物繊維の含有量が多く、おすすめです。
  • 緑黄色野菜: ビタミンCやβ-カロテンが豊富な緑黄色野菜は、鮭の抗酸化作用を強化してくれます。特に、ブロッコリーやほうれん草は、ビタミンCやβ-カロテンの含有量が多く、おすすめです。
  • 乳製品: カルシウムやビタミンDが豊富な乳製品は、鮭の骨の健康をサポートしてくれます。特に、チーズやヨーグルトは、カルシウムやビタミンDの含有量が多く、おすすめです。
  • ナッツ類: ビタミンEやオメガ3脂肪酸が豊富なナッツ類は、鮭の美容効果を高めてくれます。特に、アーモンドやクルミは、ビタミンEやオメガ3脂肪酸の含有量が多く、おすすめです。

これらの食材を組み合わせることで、鮭の栄養をより効果的に摂取することができます。

鮭と相性の良い食材を使ったレシピ

  • 鮭ときのこのホイル焼き: きのこ類と一緒にホイルで包んで焼くことで、鮭の旨味が凝縮されます。
  • 鮭とほうれん草のクリームパスタ: 鮭とほうれん草をクリームパスタにすると、鮭の旨味とほうれん草の栄養を一緒に摂取することができます。
  • 鮭とチーズのグラタン: 鮭とチーズをグラタンにすると、鮭の旨味とチーズのコクが楽しめます。
  • 鮭とナッツのサラダ: 鮭とナッツをサラダにすると、鮭の旨味とナッツの食感が楽しめます。

鮭の栄養を下げる相性の悪い食材

鮭は栄養豊富な食材ですが、いくつかの食材と組み合わせることで、栄養価が下がる可能性があります。

鮭の栄養価を下げる可能性のある食材

  • 糖質の多い食材: 白米やパンなどの糖質の多い食材と一緒に食べると、鮭の脂質の吸収が促進され、肥満や脂質異常症などの原因になる可能性があります。
  • ビタミンB1を阻害する食材: コーヒーや紅茶などのカフェインを含む飲料と一緒に食べると、鮭に含まれるビタミンB1の吸収が阻害されます。
  • カルシウムの吸収を阻害する食材: ほうれん草や小松菜などのシュウ酸を含む食材と一緒に食べると、鮭に含まれるカルシウムの吸収が阻害されます。

これらの食材と一緒に食べる場合は、量に注意したり、調理方法を工夫したりすることで、栄養価を下げるのを防ぐことができます。

鮭の栄養価を下げないための食べ方

  • 糖質の多い食材と一緒に食べる場合は、野菜を多く摂るようにしましょう。
  • カフェインを含む飲料と一緒に食べる場合は、時間をずらして摂取しましょう。
  • シュウ酸を含む食材と一緒に食べる場合は、茹でるなどしてシュウ酸を減らしてから食べましょう。

鮭は栄養豊富な食材なので、バランスの良い食事を心がけながら、積極的に摂取しましょう。

鮭は1日にどのくらい食べると良い?

鮭は栄養豊富な食材ですが、食べ過ぎには注意が必要です。

鮭の1日の摂取量の目安
  • 成人の場合: 1切れ(80g程度)
  • 子供の目安:
    • 幼児(1~3歳): 1/2切れ(40g程度)
    • 小学生: 1/2~1切れ(40~80g程度)
    • 中学生: 1~1.5切れ(80~120g程度)
    • 高校生: 1.5~2切れ(120~160g程度)

鮭は脂質が多い食材なので、食べ過ぎるとカロリー過多になり、肥満や脂質異常症などの原因になる可能性があります。

また、鮭にはプリン体やヒスタミンが含まれています。プリン体は痛風の原因になる可能性があり、ヒスタミンはアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

痛風やアレルギー体質の人は、鮭の摂取量に注意が必要です。

鮭は朝と昼に食べるのがおすすめ?

鮭は1日のうちでいつ食べても問題ありませんが、朝食や昼食に食べるのがおすすめです。

朝食や昼食に鮭を食べるメリット

  • エネルギー補給: 鮭は脂質が豊富なので、朝食や昼食に食べることで、午前中や午後の活動に必要なエネルギーを補給することができます。
  • 脳の活性化: 鮭に含まれるDHAは、脳の活性化に効果的です。朝食や昼食に食べることで、集中力や記憶力を高めることができます。
  • 美肌効果: 鮭に含まれるアスタキサンチンは、美肌効果が期待できます。朝食や昼食に食べることで、肌のハリやツヤを保つことができます。

夕食に鮭を食べる場合

  • 寝る2~3時間前までに食べましょう。 鮭は脂質が豊富なので、寝る直前に食べると、消化不良を起こす可能性があります。
  • 食べ過ぎに注意しましょう。 夕食に食べ過ぎると、カロリー過多になり、肥満や脂質異常症などの原因になる可能性があります。

鮭とサーモンの違いは?健康効果に違いはある?

鮭とサーモンの違いは、大きく分けて2つあります。

1つ目は、生息地の違いです。鮭は、主に北太平洋に生息する海水魚で、サーモンは、主に北大西洋に生息する海水魚です。ただし、鮭は、川を遡上して産卵する習性があるため、川でも生息しています。

2つ目は、養殖の有無です。鮭は、天然物と養殖物がありますが、サーモンは、ほとんどが養殖物です。

健康効果の違いは、生息場所と養殖方法によって、微妙に異なります。鮭は、海水と淡水の両方に生息するため、さまざまな栄養素をバランスよく含んでいます。一方、サーモンは、海水で生息するため、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸を多く含んでいます。

ただし、どちらも栄養価の高い魚であり、健康に良い効果が期待できます。

以下に、鮭とサーモンの栄養価の違いをまとめます。

栄養素サーモン
タンパク質18.5g19.4g
脂質14.7g17.6g
脂肪酸DHA 1.1g、EPA 0.6gDHA 1.5g、EPA 1.0g
ビタミンA460μg380μg
ビタミンD16μg20μg
ビタミンE0.9mg1.3mg
ビタミンB121.2μg1.4μg

どちらも栄養価が高く、健康に良い効果が期待できる魚です。

「鮭の切り身」と「鮭缶」どちらがおすすめ?

鮭缶と鮭の切り身の栄養価は、ほとんど同じです。ただし、鮭の切り身は鮭缶に比べて、ビタミンAやビタミンEの含有量が多い傾向にあります。

ビタミンAは、目の健康維持に役立ち、ビタミンEは、抗酸化作用があり、老化防止や生活習慣病の予防に役立ちます。そのため、栄養価を重視する方は、鮭の切り身がおすすめです。

ただし、鮭缶は鮭の切り身に比べて、価格が安く、調理の手間がかかりません。コストパフォーマンスを重視する方は、鮭缶がおすすめです。

具体的な栄養価の比較を以下に示します。

栄養素鮭缶鮭の切り身
エネルギー100gあたり150kcal100gあたり170kcal
たんぱく質100gあたり20g100gあたり22g
脂質100gあたり8g100gあたり12g
糖質100gあたり0.2g100gあたり0.1g
EPA100gあたり100mg100gあたり120mg
DHA100gあたり100mg100gあたり120mg
ビタミンA100gあたり100μg150μg
ビタミンE100gあたり1mg1.5mg

ご自身のライフスタイルや、栄養価の面を考慮して、どちらがおすすめかを選ぶとよいでしょう。

ABOUT US
ちゃんなそ
大学では農学を専攻。食の「健康」や「栄養」について勉強しながら働く会社員です。手軽に効率的に栄養を摂取、健康につながるように、食材を購入、料理しています。 このサイトでは、皆様がいきいきとした毎日を過ごすための食に関する情報を発信しています。日々の食事で、身体も心も生活習慣も変わりますよ☆