適量であればワインは悪いものではない!健康にも様々な良い効果があるとされているんじゃ!
本記事では、ワインの栄養成分と健康への影響について詳しく紹介します。
ワインの栄養成分
ワインは、ぶどうの発酵によって作られるため、ぶどう自体の栄養成分が一部残っています。 主な栄養成分には、以下のようなものが含まれています。
- アルコール:ワインに含まれるアルコールは、適度に摂取されるので心血管系に良いとされています。アルコールが適切に摂取されると、血管を拡張させる効果があり、血流を改善する可能性はあります。
- ポリフェノール:ポリフェノールはワインの主要な抗酸化物質であり、特に「レスベラトロール」と呼ばれる成分が注目されています。レスベラトロールは、細胞を酸化から保護し、炎症を軽減する効果があり、心臓の健康をサポートする可能性があります。
- ビタミンとミネラル:ワインにはビタミンやミネラルも含まれており、特にビタミンCやポタシウムが挙げられます。これらの成分は、免疫機能の向上や体内の水分バランスをサポートする役割を担っています。
ワインの健康効果
- 心血管疾患の予防:適度なワインの摂取は、心血管系に対する保護効果があるとされています。 特に、赤ワインに含まれるポリフェノールが、動脈硬化の進行が遅れる可能性があります。血管を拡張させ、心臓への血液供給を改善する助けになるとも言われています。
- 抗酸化作用:ワインのポリフェノールは強力な抗酸化作用を持ち、細胞を酸化から保護する働きがあります。これにより、老化や慢性疾患のリスクを軽減する可能性があります。
- 炎症の軽減:ワインの成分には、体内の炎症を根本効果があるとされています。
- 認知症予防:一部の研究によれば、ワインの適度な摂取が認知症のリスクを軽減する可能性があるとされています。
ワインの健康的な摂取方法
ワインを健康的に摂取するためには、以下の点に留意することが重要です。適度な量と飲む際の注意事項に気を付けることで、ワインの健康効果を最大限に活用できます。
- 適度な量を守る:ワインを健康的に楽しむためには、摂取量を適切に制御することが大切です。 厚生労働省によると、死亡率が最も低いのが、1日平均純アルコール約20gの摂取をしている方。ワイン1杯(120ml)に含まれる純アルコールは12gですので、ワインなら1日に約1杯半が、健康な成人の場合、適切な飲酒量ということになります。一度に大量のワインを飲むことは避け、節度を持って楽しみましょう。
- 赤ワインの選択:赤ワインは白ワインに比べて、ポリフェノール(特にレスベラトロール)の含有量が多いとされています。これにより、抗酸化作用や心血管系の保護などの良い影響が期待されます。
- 食事との組み合わせ:ワインを飲む際には、食事との組み合わせを考えることが重要です。食事の途中でワインを摂取することで、アルコールの吸収を控えめにし、体への影響を穏やかにします。特に、ワインと一緒に健康的な食材を摂ることで、栄養バランスを保ちながら楽しむことができます。次項で特に相性の良い食べ物を紹介します。
- アルコールを摂取しない日をつくる:週に数日、アルコールを摂取しない日を忘れることも大切です。アルコール以外の日を設定することで、肝臓への負担を軽減し、健康をサポートすることができます。
- 水分補給:ワインを飲む際には、十分な水分摂取も忘れずに行いましょう。水を適切に摂取することで、脱水を避け、アルコールの影響を軽減することができます。具体的な水の摂取量は個人差や状況により異なりますが、ワインを飲んだ時の同量、あるいは2倍の水分を摂取することを推奨します。飲み方のコツは、ワインを飲んでいる合間に水も飲むようにすることです。
- ストレスを管理:適度なワインの摂取はリラックス効果をもたらすことがありますが、ストレスを解消する唯一の方法ではありません。健康的なライフスタイル、運動、メンタルヘルスのケアも重要な要素です。
ワインは、適度な摂取によって一部の健康効果を引き出す可能性がありますが、過剰な摂取は避けるべきです。 健康的なライフスタイルとの組み合わせによって、ワインのポジティブな健康効果を最大限に引き出すことできるでしょう。
赤ワインの栄養価を高める相性の良い食べ物
前項のように、健康面を考えると、白ワインより赤ワインがおすすめです。赤ワインの栄養を最大限に引き出すためには、特定の食事との組み合わせることで、ワインの風味や健康効果をより楽しむことができます。 赤ワインと相性の良い食事の例をいくつか挙げてみましょう。
- 赤身肉や魚:赤身肉(例:牛肉、羊肉)や魚(例:サーモン、マグロ)は、タンニンやポリフェノールといった抗酸化物質を保有しています。タンパク質を豊富に含む食材との組み合わせは、栄養吸収を促進し、食事の満足感を高めるのに役立ちます。また、タンニンを持つ赤ワイン苦味が和らぎ、肉や魚の風味が引き立ちます。
- ブルーチーズ:赤ワインとチーズは、相性が良い組み合わせの一つとされています。中でも、赤ワインに含まれるレスベラトロールと相乗効果を出してくれるのが、青カビタイプのブルーチーズ。 ブルーチーズには、たんぱく質をはじめ、ビタミン、カルシウムなどが含まれています。腸内環境の改善や免疫力アップ、ガン予防、抗酸化作用、コレステロール低下など、さまざまな身体へのプラス効果が期待できます。濃厚な味わいのチーズは、赤ワインのフルボディな風味と豊かな味わいを楽しむことがもできます。
- くるみやアーモンド:赤ワインの抗酸化物質と、くるみやアーモンドの健康的な脂質との組み合わせは、栄養効果を高めます。これらのナッツは、食事における飽和脂肪酸の代わりに摂取することで、心血管系の健康をサポートする役割を果たします。
- 赤い果物:赤ワインと同様に果物(例:赤ぶどう、んぼさくら、イチゴ)にもアントシアニンというポリフェノールが含まれており、抗酸化作用を持っているため、相乗効果を期待できます。
- ダークチョコレート:赤ワインとダークチョコレートは、どちらもカカオに含まれるフラボノイドという抗酸化物質を持っています。 ダークチョコレートは甘さ控えめで、赤ワインと一緒に楽しむことで、甘味や苦味が絶妙に調和します。
健康効果は安いワインと高いワインで違う?
フルボトルのワインでも、安く購入できるものがあるけど、健康効果は値段によって変わるの?
結論!安くても健康効果は基本的に同じである。
安いワインでも、チリ産など、南米で生産されているワインは、ブドウから直接醸造しているため、健康効果は変わりません。フランスなどに比べて、ブドウそのものが安く購入できたり、大量に生産できるうえに人件費も安いことが、ワインが安い要因です。
ただし、ブドウの濃縮ジュースを酵母を入れ発酵させて製造したものは、果汁を濃縮する段階を経ることで味わいが落ち、ポリフェノールの量も少なくなるので、健康効果は低くなります。
ブドウの濃縮ジュースで製造されたワインは、背面のラベルなどに、輸入されたブドウ果汁を使用していることが書かれています。
また、赤ワインに含まれるポリフェノールの含有量は「ブドウの品種」と「熟成期間」により異なります。
- ブドウの品種
濃厚でしっかりした味わい(フルボディ)のカベルネ・ソーヴィニヨンはポリフェノールが多く含まれているため、健康効果が高いといえるでしょう。チリなどで生産されているフルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンなどは、割安なのでお薦めです。
- 熟成期間
赤ワインに含まれるポリフェノールは、数年程度熟成させることで抗酸化作用が向上します。ポリフェノールの総量は同じでも、より効くようになるため、数年熟成させた高額なワインはより健康効果が高くなると言えます。
まとめ
ワインは、適切な量で楽しむことで心血管疾患の予防や抗酸化作用などの健康効果が期待される飲み物です。ポリフェノールやビタミン、アルコールなどが含まれており、これらの成分が体に良い影響を与えますを及ぼすといます。
ただし、過剰なアルコール摂取は、肝臓や神経系に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
ワインの代わりに他の食品や飲み物からも栄養素を摂取することも忘れないように心掛けましょう。
アルコールって健康に悪いイメージがあるけど。。。。。